パリ発の情報 「伝統工芸後継者不足」→中高生招き仕事紹介
伝統工芸職人が定年を迎え、後継者の不足によって閉鎖する工房が増える中で、
フランスの伝統工芸の存続対策に中高級ブランド企業が組織する
「コミテ・コルベール」は創立目的の1つとして「フランス伝統工芸の存続」活動を掲げ、
伝統工芸の価値を訴えている。
「コミテ・コルベール」1952年に設立され、国際的知名度、品質、創造性、伝統、社会性
という5つの基準をみたす最高級ブランド企業が組織。
オート・クチュール、香水、宝石など10分野の69社が会員。
会員企業総売上高は120億ユーロ(約1兆6800億円)に達し、
うち8割強を海外輸出分で稼ぎ出すなど仏経済界に強い影響力を持つ。
2004年度から「フランス文化遺産の日」に、コミテ・ベール会員企業22社が
製作工房の一般公開に踏み切った。
中学・高校生を招待し、伝統工芸職人の仕事をそばで見ることで、
自分の進路の参考にして欲しいとの思いを込めている。
昨年の見学者は1000人に上り、前年度に比べて倍増した。
学生の伝統工芸への意識が高まり、後継者不足をおぎなう試みが定着進行している。
そういった仕事に携わる人達の、仕事・生活保障などの基盤を整えれば
今以上に伝統工芸の継承や発展が進むのではないかと、私は考えます。
ベネチアングラスやマイセンなど現在に引き継がれる伝統工芸も、
国の政策やパトロンによって、発展したと言われていますしね。
しかし、もう既に継承できていない伝統工芸技術もあるのは、本当に残念なことですよね。。
“ 技術を極める”ことの大変さ・難しさを感じます。
ブーケの一部を切り取りました。
上に窓がついている黒のドアを背景に撮り
上からの光を強調してみました。
今の時期もスカビオサ良く出回っていますね!
スカビオサも変化が楽しい花で、またフリフリも愛らしく
私の好きな花のひとつです♪