アトリエ花空間

花空間デザイナーとして、フォトグラファーとしての活動日記です。花・植物を活用した空間デザインをご提案致します。

アートないけ花

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三種類の花材を使って、ブルーのガラス花器にいけました。

オンシジウム(ラン科オンシジウム属)・・・熱帯.亜熱帯原産
アカシア(マメ科アカシア属)・・・オーストラリア原産
シマフトイ(カヤツリ草科ホタルイ属)・・・日本原産

草月流いけ花では、「線・色・塊」で作品をつくりあげていきます。
この作品ではオンシジウムの黄色のかたまりと、アカシア・フトイの線を表現しました。
この写真では作品の全貌は分かりづらいですが、アカシアの線をメインに撮ってみました。
アカシアは枝全体に細かい葉が付いていますが、今回は一番先の葉だけ残してあとは全て取り、それによってアカシア枝の線を利用しました。アカシアはタメ(枝を曲げる)ることができるので曲線を上手く表現できます。
このように、「葉を取って線を表現する」という手法は他の花材でも使えるので、これはどうかな~と気付いたときにぜひトライしてみて下さい!

この写真は日の光のキラキラが感じられるように、線が強調されるように背景を暗めにしました。
アカシアの線を強調しながらも、オンシジウムの黄色・フトイの線・濃いブルーガラスの透けを表現してみました。
オンシジウムだけの写真は、前ボケの黄色もきれいだなーと思って撮りました。
オンシジウムは束で使用すると、お花の作品としても、写真写りとしてもとても綺麗ですね!