floral installation vol.2 『心に描く花』
~能舞台・日本庭園とのコラボレーション~
2018年1月7・8・9日 こしがや能楽堂
花空間デザイナー 林千恵 個展
https://www.flickr.com/photos/163857984@N04/show/
【Place2 自作花器 円相】
自分の作品を置かせていただくにしても、何を置こうかと。小さいものとは何か。
考えた末のものが本日の作品となっています。
自作花器といっても、私が手がけたのは用意された土でかたちをつくり、柄をつけ、釉薬を指定するまで。
準備~その後の管理・釜で焼く・色づけなど仕上がるまで全て、陶房の方にお願いしています。
福井 禅寺永平寺近く越前陶工房。
私が日本文化の根底に深く息づく思想と思っているものは、禅の思想に他なりません。
禅の思想を現すといわれる円相をイメージして制作致しました。
円相とは:
「悟りや心理・仏性・宇宙全体などを円形で象徴的に表現したものとされるが、その解釈は見る人に任される。
また、円窓と書いて己の心をうつす窓という意味で用いられることもある」 Wikipediaより
「問題は、これらの<かたち>となった心を鑑賞するあなたの心のあり方なのである」
禅-心をかたちに- 町口良敬(花園大学国際禅学研究所所長)一部抜粋